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2年次カリキュラム概要

保育内容総論

「幼稚園教育要領」および「保育所保育指針」を踏まえて、幼稚園や保育園における保育内容について学習し、保育内容を総合的に理解することを目標とします。また、保育内容の展開について具体的に学び、保育内容が多様化する現代において、これからの保育内容はどうあるべきかを考察します。その前提として、保育内容の歴史的変遷についても理解を持ち、これまでの保育の歴史から現代に至る保育の流れの理解について学び、今後の保育のあり方についても検討します。レポート課題においては、授業における実践的指導と関連づけて内容理解が深まるように関連づけて行うように心がけていただきたい。

保育内容の指導法(健康Ⅱ)

保育内容の指導法(健康Ⅰ)を受けて、さらに深い高度な知識の習得をめざすとともに、保育の現場で役立つ実践的な内容としたい。現代の子どもの健康については、運動能力の低下が懸念されている。しかし、このような具体的・運動的側面だけでなく、精神的な健康についても、多くの問題・課題があるのが実情である。このような問題を抱えた現代において、保育者のどのような配慮が必要であるのか、保育者の役割とは何か、授業を通して考えていく。二つのレポート課題を課す。幼児の体力の低下など現状に即した問題を問い、さらに添削指導を通じて、幼児の健康に対する理解を深める。

保育内容の指導法(人間関係Ⅱ)

本科目においては、幼稚園教育要領および保育所保育指針に示されている「人間関係」領域の指導のあり方についての理解を深める。その指導にあたっては、具体的な事例などをもとにどのように指導したらよいかを理解し、その応用を図ることを考察する。保育内容の指導法(人間関係Ⅰ)を受けて、さらに深い高度な知識の習得を目指すとともに、保育所および施設の現場で役立つ実践的な内容としたい。レポート課題においては事例問題を課す。印刷教材の事例を参考にしつつまとめることで実践への応用力を身につけることを目的とする。

保育内容の指導法(環境Ⅱ)

保育内容の指導法(環境Ⅰ)を受けて、さらに深い高度な知識の習得をめざすとともに、保育の現場で役立つ実践的な内容としたい。人的環境である保育者の役割、環境を通した保育にという意味について、学び、植物と関わる力など、具体的課題から環境についての指導の実際を学ぶ。レポート課題を二つ課す。上述のとおり具体的課題を結びつける過程の中で実践力を身につけることを目的とする。

保育内容の指導法(言葉Ⅱ)

保育内容の指導法(言葉Ⅰ)を受けて、さらに深い高度な知識の習得をめざすとともに、保育の現場で役立つ実践的な内容としたい。乳幼児期から児童期までの言語発達を概説し、認知や知能の関係、言葉に関わる臨床的な問題、最新の脳研究などを見ていく予定です。事例やワークなどを子どもたちの実際の姿を常に問題にしていくので、実際の子どもたちの姿を常に念頭において欲しい。レポート課題を二つ課し、最新の事例、研究の成果等を課題対象とするので印刷教材を参照にまとめ、その作業を通じて理解を深めることを目的とする。

保育内容の指導法(表現Ⅱ)

保育内容の指導法(表現Ⅰ)を受けて、さらに深い高度な知識の習得をめざすとともに、保育の現場で役立つ実践的な内容としたい。幼児のありのままの表現、内心の要求を理解するために幼児は表現することによって何を経験するのか、幼児の表現を育てる保育とは何かについて学習する。加えて保育実践の場において幼児の表現が育つための保育者の援助のあり方について学んでいく。「表現Ⅰ」との基礎応用の関係を示しており、レポート課題ではその関係性を問う。レポート作成の中で印刷教材の理解を深めることを目的とする。

乳児保育

保育とは乳幼児がよりよい方向に発育していくことを援助することである。妊娠、出産、育児の流れを本科目では扱う。保育を通して保育者自身もまた育つことができ、人生が豊かになり、まさに「育児は育自」であることを自覚することを授業の背景としての目的とする。殊に、乳児期は人間形成の基礎で重要なので、人間に対する深い愛情と科学的知識を持って保育に関わらなくてはならない。ゆえに、乳幼児との関係性の持ち方、科学的知識の獲得を目的とする。その際、乳児保育の変遷と、保育所・乳児院と保育社の果たす役割を保育現場での具体的な課題を討議しながら考えていく。印刷教材は可能な限り現場への応用、実践性を意識して作成し、レポート課題を通して実践的な応用力への理解を深める。

障害児保育

障害児保育を学ぶにあたり、保育士としてどのように障害のある子どもを受け止めるかという理念を援助という大きな枠組みの中で学ぶ。具体的な障害についての正確な知識を学び、障害に対する理解を深める。そしてさまざまな障害を持つこどもの心理について理解を深め、さらに家庭での育ち、地域での育ち等、障害児の育ちを見守る姿勢を養う。障害児に対しての適切な援助の方法を学ぶ際、健常児に対する援助と共通の援助の概念についても学び、普遍的な援助概念の把握に努める。印刷教材において近年の研究成果を取り入れ、レポート課題を通して障害に対する理解を深める。

養護内容

児童福祉施設にどのようなものがあるかを学び理解し、その上で各施設における援助の内容について学ぶ。その際、それぞれの施設における個別の理解を学び、それぞれの施設における子どもたちに対しての適切な援助の方法を学ぶ。そして、そこにある共通の援助概念としての枠組みを学び、基本理念、共通概念を導き出す。配付資料で各施設における具体的事例、具体的問題点を指摘し、レポート作成の過程で現実の姿への理解を深める。

美術表現

人間生活の心の糧として、人類は太古クロマニョン人の時代から美術活動と深く関わってきている。そうした人間の根元的な造形表現である美術の過去と現在を、絵画・デザイン・工芸・建築等の領域から視覚的資料に基づいて具体的に説明していきたい。

総合演習

本演習では、保育者としての実践的指導力の形成を目指す。受講者がそれぞれ関心のあるテーマを自ら設定し、調査・情報収集を行う。この自ら課題を立て、その課題解決に方法論を用いてアプローチする課程の中で保育者としての資質を高めることを目的とする。そして、そのアプローチの成果をまとめ、結果を発表し、受講者全員でディスカッションを行う。研究方法は、観察、質問紙、実験、文献等の方法がそれぞれ、また時には混合されて論文としての形をなしているのであり、その方法論からアプローチしていく。面接授業においては具体的テーマを掲示し実践的理解を目的とし、また印刷教材においてはレポート課題を課し資料判読の力の養成、教育方法論の理論的理解を目的とする。

保育実習ⅠB

施設に関してこれまで学んだ講義の内容を活かして保育士としてその役割と意義について具体的に、実践的に体験学習をする。福祉施設において子どもと生活をともにし、理論と実践との関係を学び、施設の特性を理解する。子どもたちとの関わりにおいては施設独自の援助方法を学びながら講義の中で強調されている援助理論の普遍性についても実践と現場との関係性の中で理解を深める。保育所実習に比べて対象幼児、対象児童が多様であることを理解し、施設の生活や養護の営みの独自性の大きさをしっかりと把握し適切な援助方法を理解する。

保育実習Ⅱ

保育実習ⅠAにおいて保育所実習で学んだこと、その後に学習した諸理論や技能を活かして保育士の専門性を高めることを目指す。保育の持つ身体的行為としての理解という意義について実践の中で学びを深める。あわせて準社会人としての責任ある態度を実践の中で学ぶ。実習日誌、指導案についても理解を深めその意義についてより深く学び、保育所における保育士の職務についても理解を深める。子どもへの関わりだけでなく、保育者同士の協力、それぞれの保育所内での職務、保護者との関わり、地域社会における役割分担などについて学び、保育士の仕事の全体像を理解していくようにする。

保育実習Ⅲ

保育実習ⅠBにおける施設実習で学んだことを踏まえ、さらに実践的内容に踏み込み福祉施設の内容と生活している子どもたちへの理解を深める。事前指導において施設の沿革、目的、方針、養護計画について学び、入所児童についての情報を把握した上で、職員の指導のもとに児童への適切な援助の方法を学ぶ。生活に積極的に参加する中で施設の一日の流れを体験し、プログラムを理解し、職員の指示のもと対象児童へ積極的にかかわり関係を深めるとともに保育士の職務である日常生活業務をも理界し、生活介助、生活指導、学習指導、余暇指導等の実践を通して施設のあり方について理解を深めていく。

教育実習

幼稚園免許状を取得するための必修要件である教育実習は、すでに学習した講義、演習等の専門教職科目を総合的に整理して教育現場での園児、教職員等との直の接触を通して、保育者としての専門性や資質を習得していくことを目的とする。実際の教育現場において、園児や教師の教育事象を見学、観察することにより、幼稚園教育の意義、教職員の職内容についての理解を深める。

教職実践演習(幼稚園)

大学3年間で学んだ学習知と教育実習等で得られた実践知とのさらなる統合を図り、使命感や責任感に裏打ちされた確かな実践的指導力を有する教員としての資質の構築とその確認を行う。授業の方法は、演習形式を中心とし、役割演技や事例研究、フィールドワーク(施設)、模擬授業等を積極的に取り入れる。また、必要に応じて現職の教員を講師として招き、授業の一部として講演を行う。演習なので、自分の設定したテーマにつて探求し、解決し発表していくプロセスをとる。