養護教諭は一人職種である上に、今日の子どもたちの心身を取り巻く複雑で多様な問題に対応しなければならない。その力をつけるためには、学内における一般の講義や実習だけでなく、教育現場で実践的に学ぶ機会が必要となる。そのためには、正規の教育課程に加えて次のような独自の活動を取り入れて実践力のアップに努めている。

■1日教育参加 1年次全員
渋谷区内の小学校で1日を過ごし、学校教育全般に加え、特に保健室・養護教諭の仕事を実際に体験・見学し指導を受ける。
<個人自由研究>
学生各自のテーマに沿って「1日教育参加」で学んだことを、まとめ発表する。(学生の発表例を示す)

■野外教育実習 1年次全員
千葉県少年自然の家で2泊3日の集団生活を経験する。ねらいは児童生徒の野外教育における養護教諭の役割を学ぶことにあるが、学生と教員の親睦も兼ねる。5-6人のグループ毎に研究テーマを選び、事前に準備し現地での調査研究をまとめ発表する。
<グループ研究発表会>
(グループ研究のまとめを紹介)

■SAMプランへの積極的な参加
(ボランティア活動)1,2年希望者
渋谷区教育委員会が実施しているスクールアシスタントメンバー(SAM)に応募する。小学校の保健室を中心に障害児の世話、学習指導など教員の手伝いをしながら実践的に学ぶ。

■自主ゼミ 2年次希望者
養護教諭として実際に働きたいという意欲の特に高い学生を対象に、各自が課題を持って参加し課題解決のための研究をする。(研究結果の例)

■卒業研究(養護演習の一環)2年次全員
- (1) 2年次に各自研究テーマを決める。
- (2) 養護実習(小・中・高での教育実習)の前にテーマに沿って 研究計画を立てる。
- (3) 実習を通して実践的に研究テーマを追究する。
- (4) 卒業までに論文を書き論文集として作成する。
- (5) 発表会で各自発表する。

■特別講義(養護演習の一環)1.2年全員
- (1) 養護学校のベテラン教員の話を聞き障害児理解の一助とし、障害児教育の理念・方法と現実を知る。
- (2) 現職の小学校教員による性教育の理念・方法と実践を学ぶ。
■卒後教育
卒業生で養護教諭として仕事をしている人に集まってもらい、養護教諭の今日的な課題について学んだり、在校生や教員との交流を深める機会としている。









