【教職員インタビューvol. 1】柔道整復コース 大山美華先生にインタビューしました!

2024.04.17

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今回は、ライフケア学科 柔道整復専攻 大山 美華 先生にインタビューをしました♪

Q:大山先生は本学を2015年3月に卒業し、2023年4月からは教員として勤務して頂いています。卒業されてからは何をされていたのですか。
A:卒業後は小山市で開業される先生をご紹介いただいて、その先生と一緒に接骨院で働いていました。地元の方々を診ているうちに患者さんも増えて、新しい店舗も出すことになり、最後はもともと本院だった接骨院で院長をさせて頂いておりました。患者さんの中にサッカーのコーチをやっている方がいらして、 その方のご紹介で栃木県の国体少年女子、栃木県トレセンU-16のトレーナーもさせて頂くようになりました。そちらは現在も週末帯同させて頂いており、ケガの応急処置や選手のリハビリ、合宿などに帯同した際はコンディショニングの調整などを行っています。

 

Q:帝京短期大学に学生として通うことに決めた理由を教えてください。
A:同じ高校のサッカー部の1つ上の先輩が帝京短期大学に通っていて、学生と先生の距離感が近いとか、少人数で授業を受けられるという話を聞いていました。専門学校という選択もあったのですが、短大だと卒業したときに短期大学士が取れるということもあったので、進学先の候補として考え始めました。何回かオープンキャンパスにもお邪魔して、学生と先生の距離感とか雰囲気を感じたうえで進学を決めました。3年間の通学で済むので学費が安く済むこと、大学よりも1年早く社会に出ることができて、患者さんに自分のやりたいことを提供できることも魅力でした。

 

Q:実際に通ってみていかがでしたか。
A:当時は自宅の玄関から短大の門まで片道2時間強かけて通っていました。通う距離は結構大変だったんですが、やっぱり先生との近い距離感とか、担任制だったので、学科の先生方全員が自分を知っていてくれている感じはありました。

 

Q:短大に進学して良かった点はありますか。
A:やっぱりOSCE(実技認定試験のこと)があったことです。学生の頃は、実技認定試験ってハードルが高くて大変だったのですが、卒業してからあれはすごく良かったなと思いました。私は卒業するときに新しく開院する接骨院の先生を紹介して頂いて、その先生と一緒に接骨院を始めたので、初診の患者さんに対してもある程度対応していかなくてはいけない状況だったのですが、患者さんが来院されたところから帰るまでの対応をOSCEで練習して詰め込んでいたことで、現場の対応にもスムーズに慣れることができたと思っています。

 

Q:短大に教員として入職するきっかけは何だったのですか。
A:卒業後8年間は紹介していただいた先生と一緒に接骨院で働いていました。8年間の中で新たに分院を開業することもあり、その中で本院の院長を務めさせていただくようになりました。そうすると柔道整復師の資格を取ったばかりの新卒の方も入ってくる。そして、接骨院の運営のことや下の子たちの教育もさせて頂くなかで、そういうところに面白さを感じるようになってきました。当初は目の前の患者さんを自分が治療して良くなってもらうことだけを考えていたのですが、自分と同じような考えをもって患者さんに治療できるスタッフが増えてくれば、私たちを求めて来院してくれる患者さんを救うことができる人数が増えるので、そういうことを考える中で教育というものがすごく大切だなと思うようになりました。スタッフ教育をしていると、社会に出たときにどうしたいかというしっかりした目標をもって社会に出てくる方と何となく就職される方がいることに気づきました。それで、柔道整復師として将来どうしていきたいとか、患者さんにどう接していきたいとか、そういうところを学生のうちからしっかり考えながら社会に出てくれる方が増えるといいなと思って、教育現場にも少しずつ興味を持ち始め、もっと学校の方に踏み込んでみた方が面白いかなと思うようになりました。

 

Q:実際に短大に勤めてみて感じたこと、教員として意識していることを教えてください。
A:やっぱり、自分が考えていた、将来像を考えてくれる学生さんを育てるのは結構難しいと感じました。定められたカリキュラムの中で時間を取ることも難しいですし、学生さんに考えてもらう時間を作ってもらうのも難しいと感じました。それでも、学生さんに話す機会を頂き、自分なりに取り組ませて頂いた中で、将来像をはっきり書ける学生さんは結構成績も良いなと感じました。目標がある人はそれなりにちゃんと計画を立ててできるんだなと。今後はそういうお手伝いをできる時間や機会を作っていきたいと思っています。また、この1年間のなかで個別にここを教えて欲しいと相談に来る学生さんが結構多かったのですが、分からないことをそのままにしておくことは良くないことですし、不安を抱えている時間が長いことも良いことではないので、そういうことを解決してあげられるように心がけています。

 

Q:学生さんへのメッセージをお願いします。
A:まだまだ人生これからなので、夢をもって、目標をもって過ごしてほしいと思います。短大を卒業するとか国家資格を取得することは柔道整復師としての本当のスタートラインに立つために必要な条件なので、まずはそこをしっかり取り組んでほしいと思います。

 

Q:高校生の方へのメッセージをお願いします。
A:短大では4年制の大学と比べると少人数で授業を受けることができますし、担任制なので一人一人に教員の眼が届くのが良い点だと思います。臨床実習も付属の接骨院で受けることができますし、OSCEも大変ですが現場で即戦力になるための試験なので、そういう部分を学生時代にしっかりできる点も良い点だと思います。また最近は外部のトレーナー活動にも力を入れていて、学生のうちから参加できる体制ができているので、学生トレーナーとして現場に出ることができるというのも大きな魅力かと思います。


大山先生、ありがとうございました♪次回の教職員インタビューもお楽しみに!